6DJ8ミニワットアンプを作りました [オーディオ]

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 夏休みの工作として予定していた6DJ8全段差動式ミニワットアンプですが、夏休みに向けてコツコツパーツを集めていたところ全部揃ってしまい我慢しきれずに夏休みを待たずして作ってしまいました(笑) 今日の午前中に組み上がったばかりですので音質に関するインプレはさわり程度にします。

 回路はペルケさんのHP『情熱の真空管』にて紹介されている回路ほぼそのままです。違いはボリュームレスなところと、それに伴い入力信号を受けるFETのゲートに発信防止の4.7kΩの抵抗を入れたぐらいです。あとは外見ですね。外見ぐらいはオリジナルで個性を出したかったというのが理由です。使っている部品はほとんどペルケさんの推奨品です。一般の1/2W金属皮膜抵抗、東信の低ESRコンデンサ、等々・・・

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 背面はこんな感じです。一系統の入力とスピーカー端子、AC100Vインレットと最小限の構成です。使ったケースは東京ラジオデパートの地下1階で売っている250*160*50サイズの板厚1.5mmのアルミケースです。底板がないケースなので板厚1mmのアルミ板をカットしてもらい合わせて購入しました。サンドペーパーでヘアライン処理してクリアスプレーで塗装してます。サイドウッドは東急ハンズで買った板厚5mmの紫壇です。オイルフィニッシュで仕上げました。ちょっぴりメーカー製品のような雰囲気で自己満足に浸ってます。いつものチークではなく紫壇にした理由ですが、この小型ケースのサイドウッドに板厚10mmは厚すぎる気がしたので5mm厚としたのですが、チークの硬さではネジ止めできるか不安だったからです。黒壇や紫壇といった硬い木なら安心な気がしました。色合いもチークに近いので他の機器との違和感もあまりありません。

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 正面です。中央にヘッドホン端子を配置しました。ヘッドホンを刺すと自動的にスピーカー出力はOFFします。これもペルケさん設計のかなりトリッキーな回路なのですが理解するのにちょっぴり時間を要しました。これが理解できない人は自作するなとHPに書かれていたので冷や汗をかきながら作りました(笑) 無事に動作してホッとしてます。

 音質に関するところですが現在エージングの真っ最中です。ちょっと聞いた感じでは高域の生々しさというか水々しさというか、華々しさというのが適当なのか、竹を割ったようなスピード感と合わせて思わず笑ってしまう凄さです。ちっこい球と簡単な回路なのにペルケ式恐るべし。ですがちょっと低域のボリューム感が少ないかな? エージングが終わってみないとなんとも判断できません。ペルケさん曰く、エージングで改善しないようなら負帰還をあと1dBアップしてみて下さいとのことでした。とりあえず一週間ほど様子を見ようと思います。
 たかだか0.5Wのアンプですので音量はボリューム全開でも普段聞く音量ギリギリです。ちなみにスピーカーは効率91dB/WのKEF製IQ9を使ってます。ま、私のリスニング環境は一戸建ての上、8畳の書斎ですのでもともと夜中でもボリューム大きめで聞いているんですよね。逆に0.5Wでもこんなに鳴るんだという驚きが大きいです。

 あとヘッドホン出力ですが私の愛用のAKG製K702ではちょっとボリューム不足です。K702は効率悪いんですよね・・・ 音が割れる寸前のボリュームで適音となってます。ボリューム不足の場合はヘッドホン回路のアッテネータを撤去して代わりに10Ωのダミーロードを入れてくださいとのことです。早速明日抵抗買いに行かなきゃ。

 総額2万円そこそこで作ったアンプですが第一印象はGoodです。エージングが終わるのが楽しみです。

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