続・電圧増幅管6SN7GTと6DJ8を試す [オーディオ]

 先日インプレした電圧増幅管の6SN7GTですが一日2時間程度鳴らすこと4日、音が良くなってきました。妙なクセが無くなり高域が綺麗に澄んだ感じになってきました。これぞ期待した音という感じです。古い球ですので眠り込みをしていたのかな。10年以上前にブラウン管の電子源設計を担当していた時も長期保管した球の眠り込み問題は結構出ており、エージングで回復することは知っていたのですぐに見切りをつけることはしなかったのですがやっと実力発揮というところです。電子源に関しては放出物理式から電子源仕事関数、残留ガス成分、ゲッターのガス吸着性能、高耐電圧設計もろもろやってたところが懐かしく頭をよぎるところです。
 6SN7GT対して6DJ8の方はというと少し落ち着きが出る方向に変化してきました。正直エージング前は音がキラキラし過ぎでDACを選ぶ感があったのですが手持ちのどのDACでも良い感じで鳴るようになりました。手持ちではAD1852・DACが一番大人しい鳴り方をしてますがこれが一番聞き疲れしなくてバランス良く聞こえます。

 両者の音質を比較するとどちらも高域が爽やかで流石は低インピーダンス管と言う感じです。高倍率管の6SL7GTよりも高域の広がりと柔らかさがあり各楽器の定位感が増すような印象です。どっちも良いのですが6DJ8の方が音に華を感じますね。比較としてペルケ式ヘッドホンアンプで聞いた感じからコメントすると若干脚色されているような感じと言ったら良いのでしょうか。原音を知らないのでコメントに困るのですがなんにしろ聞いていて気持ち良い音です。結論として6SN7GTと6DJ8はどちらも良い音するのであとは音源再生装置と好みの問題で選択が吉かな。

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