ハイエンドショーと真空管オーディオフェア [オーディオ]

 両方ともハシゴして行って来ました。この2つのイベントは一日で回るのも良いかも。 と言うのはハイエンドショーの音を覚えているうちに真空管オーディオフェアの音を聞けるからです。音質で言ったらハイエンドショー出品のシステムの方が圧倒的に良い音でした。お金の掛け方が全然違うので当たり前です。かたや数百万円のスピーカーに同等レベルのアンプ、CDP、そしてクリーン電源等の電源系と至れり尽くせり・・・  真空管オーディオフェアのシステムの予算はざっとその10%程度かと見受けられます。でも一般人が買える予算は真空管オーディオフェアの方が現実的なんですよね。そしてその予算のトランジスタアンプと真空管アンプを比較したら私の好みは圧倒的に真空管アンプです。ではハイエンドショーは高値の花を眺めに行くだけかというとそうではありません。ハイエンドショーの私の一番の興味はクリーン電源でした。その辺の話になる前にまずはハイエンドショーの写真を紹介します。

ハイエンドショー01.jpg

 この写真はとある一室の試聴会場です。こんな感じで何部屋も試聴会場があります。ハイエンドショーと言うだけあって凄いシステムばかりです。どこの会場でも欲しくなるような良い音ばかり奏でていました。やっぱ金掛けたシステムは凄いですね。ですが私には理解できない霊感商法のような商品も色々見受けられます。私のオーディオコンセプトは如何に金を掛けずに良い音を追求するかです。聞いてみて差がわからないもので理屈的に納得出来ない物は全て霊感商法に見てしまいます。ま、その手の商品をあれこれ言うのは私が間違っている可能性があるし彼らの生活もあるので止めておきます。

 で、今回大きな興味を持って聞いてきたのはクリーン電源です。方式は大きく言って3つかと思います。ひとつ目は絶縁トランスによるノイズ除去です。この商品は中村製作所が出展していました。二つ目はノイズフィルターユニットです。中身は良くわかりませんが多分コモンモードノイズフィルターが入っていると思います。三つ目はインバーターにより正弦波を生成する方式です。二つ目と三つ目は光城精工が出品していました。実際に試聴できたのは三つ目のインバーター方式だけです。有り無し比較を聞いたのですが、凄く良いです。全域にわたって潤いのある音となり、更に女性ボーカル帯域が強調されているような聞こえ方がします。インバーター方式ってそれ自体がノイズ源のような気がしてしまいますが聞いた感じは悪くないです。ただし一番安いモデルでも16万円。う~ん。どうしたもんやら・・・  写真も撮ってきたので紹介しますね。

ハイエンドショー02.jpg

 これがそのシリーズです。左に行くほど高価です。ハイエンドモデルは三十万円強です。コストパフォーマンス追求をテーマとしている私としてはもっと安く効果的なものができないのかと考えてしまいます。実際電源の質が大きく効くのは音源の上流です。DACやCDPなら消費電力小さいので安価なモデルでもいけるのではないかと思います。ちなみに絶縁トランス式の電源をリリースしている中村製作所の方にもお話を伺いました。こちらはこちらで持論があり、トランス式が良いとのことです。理由はインバータ方式は自分がノイズ源となってしまい本末転倒とのことです。一理ありますが同条件で比較試聴しないことには私にはどちらが良いのか良くわかりません。また、電源ケーブルの音質改善効果についても議論しました。中村製作所さんの話では電源ケーブルの音質のい違いはケーブルの振動が支配的とのことでした。 むー、色々な見解があり奥が深いです。今度はその観点から考察してみたいと思います。

 つづいて真空管オーディオフェアです。こちらはシステム全体としての音質ではハイエンドショーに適わないものの、これはこれで良い音で鳴ってます。世の中の一般的な方の予算で考えるなら私は真空管に軍配を上げます。ですが真空管はもはや大半は過去の遺産に頼ってます。東欧や中国で一部の人気管は今なお作られていますが、国産はほぼ死滅です。そんななか、唯一の現存国産管の出品がありました。高槻電気工業の300Bです。

真空管オーディオフェア01.jpg

 もはやお歳暮で贈れそうな立派な箱に入ってます。貰って嬉しいものは贈っても喜ばれますと言います。誰か私に贈ってくれないでしょうか(笑)  お値段は2本で約9万円です。凄いですね~  わたしは以前ブラウン管技術の真空耐圧設計担当者だったこともあり、担当の方と色々話が盛り上がりました。この夏は猛暑だったので不良品の300Bガラス管を使って風鈴を作ってみえたそうです。俺もそれほしーっす。売り出さないかな~?(笑) とにかく35年ぶりに復活した国産真空管はなんだか嬉しくなりました。質感は凄く良く、過去の真空管全盛期のものと比べてもこちらが圧倒的に良いです。

真空管オーディオフェア03.jpg

 ハイエンドショーといい、真空管オーディオフェアといい、凄く楽しい一日でした。今夜は家で自分のシステムと聞き比べしてます。私の真空管アンプは基本的に気に入っているのですが、もうすこし負帰還を減らしてダンピングファクターの小さいぼわついた低域で良いかなと思いました。良い音のある暮らしって良いですね! 


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