真空管アンプ6BX7GTにて電圧管6SN7GTと6DJ8を試す [オーディオ]

 私のメインアンプである6BX7GTアンプは現在電圧管に6SL7GTを使ってます。この球は増幅率が高い反面、高域特性は低増幅率の球より不利な方向に働きます。但し現状の音質で不満はまったく感じないのでこれで良いのですが低増幅率の球の音がどんな音になるのかは凄く興味があります。そこで低増幅率の球である6SN7GTと6DJ7を試してみることにしました。

 6SN7GTはGT管ですのでソケットとピン配列が6SL7GTと共通です。アノード側の抵抗の定数を120kΩから30kΩに変更して定電流回路を1mAから4mAに変更すればOKです。利得が下がりますのでボリュームが不足する方向ですが、幸いにして私のDAC搭載プリアンプは最大±3Vまで出力するパワーがありますのでまったく問題ありません。同様に6DJ8も利得は6SN7GTと大差ないのでボリュームはOKですが小型のMT管のためソケットが違い刺さりません。当然ながらピン配列も違います。アノード抵抗と定電流回路の電流値は6SN7GTと共通でいけそうですが・・・・
 そこで写真のような変換ソケットを作って差し替え可能としました。あくまで音質比較テストのためだけのものです。

6DJ7_test.jpg

 使った球のメーカーは現状の6SL7GTがロシア製TUNG-SOL、6SN7GTがSYLVANIA製、6DJ8が東芝製です。

 早速6SN7GTから試聴してみたのですが期待とは裏腹に高域はほとんど6SL7GTの時と変わった気がしません。中域にちょっとくせがでて女性ボーカルが少し固い感じに聞こえます。声が若干高めに強調されて聞こえる感じ。ん~、ちょっと期待とちがうなぁ。これなら従来の6SL7GTの方が良い感じです。エージングも必要かと思いますのでもう少し気長に聞き込もうかと思います。

 次に6DJ8を試しました。見た目は写真の通り常用する姿ではないのであくまで試聴です。出てきた音の第一印象は今まで以上に爽やかな気持ちの良い高域です。これだよ、これーって感じです。全体的にクセの無い音で聞きやすく常用したくなる音です。ですが私のアンプの筐体はGT管仕様の大きな穴が開いているので今更小型のMT管仕様には出来ません。こりゃ次に作る時にはドライバー段は6DJ8だな!という感じで将来に託そうと思います(笑)

 今回買った6DJ8は実はペルケ式全段差動ミニワットアンプを作るためのものです。すでに必要なFETはペルケさんの配布部品を購入済みです。今後トランスとケースと抵抗もろもろを買って夏休みに組み立てようかと企んでます。

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