DAC PCM1781を箱詰めしました [オーディオ]

PCM1781_01.jpg

 永らくほったらかしとなっていたPCM1781をつかったDACですが、とうとうケースに実装しました。私が普段常用しているタカチの200mm×150mmのアルミケースです。いつもは前面にチーク材を貼り付けるのですが手持ちが在庫切れですのでそのうち付けます。なんせ私のオリジナルのアイデンティティですから・・・
 実装した回路は12Vトロイダルトランスを使った±10V電源系、9Vトランスを使った+5V電源系、ADuM3160を使ったUSBアイソレータ基板、PCM2706を使ったDAI基板、最後にPCM1781のDAC基板です。これだけの基板を前述のケースに効率良く実装するのはパズルのようでした。2個のトランスをなるべくアナログ信号系から離して配置し、アナログ信号系を最短でRCA端子へ接続するにはどうするか・・・ そもそも基板面積から考えてどれかの基板を2階建てにしないと収まりません。悩んだ末に写真のようなレイアウトとなりました。PCM2706とPCM1781の基板が2階建てです。組んでみてちょっとフロントヘビーな重量バランスが気になりますがまぁ良しです。

 PCM1781_03.jpg

 相変わらずPROST式LEDレギュレータ電源の高輝度LEDが激しく眩しいです。今回は5V電源用の平滑コンデンサにOSコンを使いました。いつもはニチコンMUZE・KZとFineGoldのパラですが、今回はOSコン16V・1000μFをシングルで実装です。OSコンはエージングに100時間程度必要ですので1週間ほど電源を入れっぱなしにしました。どんな音になるんだろう。今回の変更点としてはPCM1781の出力カップリングコンデンサをタンタル10μFにしたこともあります。何でタンタルかというと、基板実装可能な特性の良いコンデンサとしてタンタルを一度試してみたかったからです。ニチコンのHPなんかでは携帯機器向けにカップリングにタンタルを使うことの優位性が説明されてます。電解コンと比べて小型で周波数特性が良く、温度特性も良いとのことです。タンタルは逆電圧に弱いのですが、今回は基準出力電圧がー4Vだし逆電圧にならないことを確認してますので挑戦です。以前一度試してみましたがバラック状態での試聴でしたし、すぐに他のコンデンサを試すために外してしまったのでリトライです。ちなみに使ったタンタルコンは適当に買った16V・10μFです。

 エージングがそこそこ進んだのでちょっと聞き込んで評価しました。なんだか以前聞いた時よりも高域がすっきりしている印象です。相変わらず高域リッチですが、以前はもっとドンシャリ傾向だったのが解像感のある気持ちの良い高域です。また、中域の彫りが深く太くなった感じです。相対的に低域は少し減ったように感じますが、もともとドンドン出てたので少し引っ込んで丁度いいぐらいです。
 とりあえずまとめとしてはしばらく色々なジャンルの音楽を聞き込みたくなる音です。OSコンが効いたのかカップリングコンが効いたのか判りませんが前回聞いた時より格段に良く、ちょっと魅力的な鳴りっぷりです。

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