ハイエンドショーと真空管オーディオフェアへ行ってきました [オーディオ]
6N6P全段差動ミニワッターアンプ [オーディオ]
6DJ8全段差動ミニワットアンプ その5 [オーディオ]
前回6DJ8のカソード電流部にLM317の定電流回路を入れてみたと書いた件のその後です。仕事でしばらく出張に行っていたこともありちょっと報告に時間が開いてしまいました。
結論を先に言うとペルケさん推奨の820Ω抵抗に戻しました。なんでかというとヘッドホンで聞くと微妙なノイズが聞こえるんですよ。LM317はもともとノイジーだとは知ってましたがヘッドホンだと気になる次元で聞こえますね。抵抗に戻してみて改めて基本的な音質は抵抗でもLM317でも大差無いように感じます。ノイズが出る分LM317はよろしくないかと・・・ 聞いていて気になるし、細かい音が埋もれる感じです。やはりぺルケさん推奨回路はよく出来てますねと改めて思います。
作ってから結構鳴らしこんで良い感じの音が出るようになりました。ペルケ式FET差動ヘッドホンアンプと比較して音の柔らかさと広がり感が良く、こちらのアンプの方が私好みです。比較すると聞きはじめてすぐに、あ、こっちの方が良いって直感的に思うぐらいの差を感じます。但し、コストもそれなりに違います。FET差動式ヘッドホンアンプはAC100V電源回路で作って総額1万円程度ですが、6DJ8は真空管の入手価格によりますが2万円程度です。ですが私は価格以上の差があると思います。基本的にどちらも絶対的には良い音ですからこだわり方次第のチョイスになるかと思います。
余談ですが6DJ8のミニワッターを作ってみて6N6Pのミニワッターも聞いてみたくなりました。というのはやはりメインアンプとしてスピーカーを鳴らすことをしてみたいからです。ミニワッターのコストパフォーマンスと3極電圧増幅管の入手製の良さは凄く気になります。6DJ8は我が家ではもう少し出力が欲しいと思いましたが、6DJ8の0.4W出力に対して6N6Pは0.7W出力と約倍の出力がありますので6N6Pならメインアンプとして行けるのではないかと期待してます。ちなみに我が家にあるエレキットTU-870をペルケ式3極管に改造したアンプは1.1W出力ですが十分にメインアンプとして使えています。すでに6N6Pは4本ほど調達済みですのでそのうちこのアンプも作ってみようと思います。